皮脂の構造

皮脂の構造
肌には皮脂というものがありますが、皮脂というのは皮脂線から分泌される脂分の事で、その脂分は毛穴を伝い、皮膚の表皮を表面上覆っています。脂分が表皮に出てくると、皮脂膜を作り出しますが、これは皮膚や髪に含まれる水分が蒸発する事を防ぎ、また、それにより皮膚の潤いを保ち、更には外部の環境からの刺激や有害物質などから皮膚を守る役割を持っています。

 

この皮脂膜の成分の構成は、脂肪酸、グリセロール類、ワックスエステル、好くアレン、コレステロール類などです。この中でグリセロール類は、脂肪酸とグリセリンが結合したもので中性脂肪とも呼ばれており、特徴としては体内の酵素によって脂肪酸に分解されます。脂肪酸は、皮脂膜の中でも代表的な成分であり、生成されたばかりのものだと肌を弱酸性に保とうとする働きをします。

 

ただ、脂肪酸は時間がたつにつれて酸化すると皮膚を刺激して、臭いを発生させてしまったりするようになってしまいます。この時に、酸化してしまった脂肪酸を長時間放っておいてしまうと、肌の黒ずみや角栓の原因となる恐れがあります。

 

そして、ワックスエステルというのは、高級脂肪酸と呼ばれる脂肪酸と高級アルコールが結合したものであり、蝋燭などで使われている蝋と同じものだと考えてください。このワックスエステルが、皮脂膜に含まれているおかげで体内の水分が蒸発しにくくなり、更には外部からの環境による刺激や異物が皮膚にダメージを与えると言う事を防ぐ事ができるのです。


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